☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  クレア&イチロー公式ニュースレター     【第45号】 2010年5月6日                      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ (1)パートナーシップ実践コーチング講座 ◆シェイクスピアの「オセロー」から気づいたこと  最近、クレアはシェイクスピアの世界に少しだけ ひたっております。 これまで「ハムレット」や「ベニスの商人」など、 タイトルは知っていても、「どんな話?」と 聞かれたら説明できない自分に気づき、「ちょっと 読んでみよう〜」と思ったのがきっかけです。 シェイクスピアのお話は、登場人物の性格が ストーリーの展開に大きく影響しており、 彼/彼女が、あの時、なぜそう思ったのか? を考えていると、自分にも当てはまることに 気づいたり、またそこに歴史的背景を感じたりして、 とても興味深いものがあります。 今日はシェクスピアの4大悲劇の一つである 「オセロー」を読んで感じたこと、パートナー シップにも通じるものがあるので、 書かせていただきますね。 まずは「オセロー」のあらすじから。 舞台は水の都ベニス。主人公は気高いムーア人で 人々からの人望もあついオセロー将軍。 その他の主な登場人物は、 ・オセローの妻でベニスで一番の美女デズデモーナ ・オセローからの信頼が厚い副官のキャシオー ・自分が副官に任命されなかったことでオセローを  憎んでいるイアーゴー ・イアーゴーの妻、エミリア オセローとデズデモーナは年齢差があるものの 相思相愛の仲。ある夜、二人の密会がバレてしまうが、 結婚するという二人の自由意志による誓約の元での 逢引であることを伝えると、二人の結婚は公に認められ、 皆に祝福されることとなった。 イアーゴーはライバルであるキャシオーの出世を妬み、 キャシオーを高く評価し、ムーア人でありながら ベニス一番の美女を妻としたオセローにも嫉妬している。 (ムーア人とは、北西アフリカのイスラム教教徒の 呼称で、当時ヨーロッパの白人から見ると、肌が黒い ことで差別的な背景があったとも言われている) イアーゴーは、キャシオーとオセローをおとしめる ための策を練る。まず、夜の警備中のキャシオーに 酒を飲ませて不始末を起こさせ、副官を免職にさせた。 キャシオーが自分の不始末についてオセローに謝りたいと 思っていた矢先に、またしてもイアーゴーが登場し、 オセローに直接話すより、将軍の最愛の妻デズデモーナ に仲介してもらったほうがいい、と知恵を与え、 キャシオーはそれを真にうけて、デズデモーナの元へ。 そこに登場したオセローを見て、イアーゴーが一言。 「おっと、これはまずいな・・・」 何がまずいんだ?と思っているオセローの目の前を デズデモーナの部屋からそそくさと出てくる キャシオーの姿。 キャシオーから仲介を頼まれたデズデモーナは、 オセローの前でキャシオーのことを褒めまくる。 そのキャシオーは、若々しく女性好みのいい男なのだ。 そんなこんなで、オセローの心に嫉妬の炎の火がついた。 さらにイアーゴーの策略は進む。 オセローは結婚したときに、魔法使いの女が母に くれたというハンカチをデズデモーナに贈っていた。 「このハンカチをしっかり身につけていれば、 夫にかわいがられ、その愛を独り占めにできる。 しかし、もしなくしたり、人にやったりすれば、 夫の目には嫌悪の色が浮かび、心が離れていくだろう」 オセローはそのことをデジデモーナに伝えていた。 イアーゴーはそのデズデモーナのハンカチを 妻のエミリアに頼んで入手させ、キャシオーの部屋に そっと落としておき、オセローにキャシオーがその ハンカチで髭を拭いているのを見たと伝えた。 さらに、キャシオーが寝言で「かわいいデズデモーナ、 あなたをムーアに与えたとはなんと呪わしい運命だ」 と言っていたとオセローに訴えたのだった。 このようなことが重なり、オセローは激しい嫉妬心から まともな判断力を失い、デズデモーナが何を言っても 聞き入れず、ついにはデズデモーナを殺してしまう。 その直後、エミリアがオセローに、デズデモーナの ハンカチがキャシオーの手に渡ったいきさつを話すと、 オセローは激しい後悔の念にかられ、 デズデモーナの亡骸に口づけをして自害してしまう。 ----- あらすじ ここまで ----- さて、いかがでしたか? 原作を読んでいただくと、それぞれの登場人物の 心情の変化など、もっと深い部分を感じることが できると思いますが、あらすじだけでも、充分何か 伝わってくるものがありますよね。 人の心が、周りのいろいろな刺激によって 変化していく様子がこの戯曲の中でよく表現 されていると思いました。 それにしても、なぜ、オセローはデズデモーナを 信じることができなかったのでしょうか? そこには、オセローが心の中で、自分はムーア人 である、という劣等感を感じていたからでは ないかと思います。 彼が今ここにいたら、「そんなことはない!」 と言うかもしれませんが。。でも、もしかしたら、 子どもの頃、ムーア人だということでいじめられた 経験などもあったのではないかしら・・ なんて脚本にないところまで想像してしまいました。 出世して将軍にまでなって、ベニスで一番の美女を手に 入れたオセロー。彼が、ムーア人である自分を好きで、 自分が自分であることを見留めていたなら、 イアーゴーが何を言おうと、 キャシオーがどんなにモテモテの美男子であろうと、 愛する妻の言うことを信じることが出来たのでは ないかしら・・・ 私たちは誰しも、何かがきっかけとなって、自分の中に 眠っている劣等感を感じることがあると思います。 でもそんな時、オセローのように最愛の人さえ信じる ことができなくなってしまうような心の状態に陥らない ためにも、自分を好きになること、ありのままの 自分を見留めてあげることが大切だと感じました。 今日は、シェクスピアの「オセロー」から気づいた ことをシェアさせていただきました。 お読みいただき、ありがとうございます!                 クレア ☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜       (2)お知らせ  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆クレア&イチローのツイッターおよび  イチローブログのご紹介 クレア&イチローも時代の波に乗るべく(?) ツイッターを始めています。 イチローがつぶやくことが多いですが、 時々、クレアも参入しております(笑) ツイッターを登録されている方、 フォローいただけたら嬉しいです! <クレア&イチローのツイッター> http://twitter.com/claireichiro イチローが主に男性向けにブログで 情報発信しています。学者ならではの視点で 日々感じていることなど、書き綴っておりますので、 こちらも合わせてお楽しみください! <恋愛トレーナー イチローのブログ> http://ameblo.jp/claireichiro/ ◆編集後記 開運風水の宙SORAさんと                  開運コンサルタントで風水鑑定士、そして 色彩コーディネーターでもある宙SORAさん主催の ランチ座談会に参加させていただきました。 宙SORAさんを通じて『出逢いの法則』を読んで くださった素敵な女性が20数名ご参加くださり、 「どうしたら理想のパートナーと出逢えるか?」など 皆さんと意見交換をしながらいろいろなお話を させていただきました。 座談会の中で、イチローがPPM理論や性的緊張感の お話をすると、 「PPMを身につけた男性とは、どこに行けば 出逢えますか?!」と、参加者のみなさん、 目を輝かせて聞いておられました。 女性として、好きな男性と性的緊張感を いつまでも感じながら一緒に生きていきたい! という気持ち、クレアはよーくわかります。 なんたって、女性はいくつになっても、 ロマンチックな恋をしていたい☆と思う 生き物ですから!(笑) PPMを本当にもっと多くの方々に知っていただき、 使いこなせるようになっていただきたい! とあらためて感じたクレア&イチローでした。 素敵な座談会を企画・開催してくださった 宙SORAさんに感謝です☆ <宙SORAさんのホームページ:開運風水> http://happy-sora.com/index.html  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆発行:国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 http://www.kctjp.com/ E-mail : info1@kctjp.com ◆クレア&イチロー公式サイト ホームページ http://www.ClaireIchiro.com/ ◆ブログ「パートナーと素敵な関係を築くために☆」 http://plaza.rakuten.co.jp/ClaireIchiro/ ◆クレア&イチローの恋愛コラム(おでかけ.US) http://www.odekake.us/index/ad_claire_ichiro.htm ◆本ニュースレターは受信者個人の責任においてご利用ください。  また、本レターにより生じる損害等について責任は負いかねますので  ご了承ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 2010 国際コミュニケーション・トレーニング(株) All rights reserved.