☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   米国シカゴ発 ニュースレター 【第41号】 2009年12月14日                                             クレア&イチロー ☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    パートナーシップ実践コーチング講座  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆男は忘れ、女は溜め込む。ではどうすればいいのか? クレアです。師走に入り寒い日が続きますね。 みなさま、いかがお過ごしですか? さて、今日の実践コーチング講座では、“男は忘れ、女は溜め込む” ということ、そうならないためには、どうしたらいいか?について お話していきます。 パートナーとささいなことで喧嘩してしまった時、 女性のほうが、 「あなたは、あの時もそうだった!」 のように、過去の出来事までさかのぼって話をしてきて、 でも、男性のほうは、そんなこと、すっかり忘れている・・・ こういったシチュエーションを見かけた、あるいは、経験したことは ありませんか? どうやら、パートナーとその場で解決できない心のすれ違いが 生じた場合、男性はその出来事を忘れやすく、女性はその出来事 から生じた感情を心の奥に溜め込んでしまう傾向があるようです。 そして、女性のほうは、そういった悶々とした思いが溜まってくると、 ある日、“ドッカーン!”と爆発してしまうのです。 夫が定年退職したとたん、妻から離婚届をつきつけられ、 でも、夫は身に覚えがない(過去の出来事を忘れている)というのも、 この現象の一つと言えるでしょう。 では、女性が爆発に至らないために、こういったネガティブな感情を 心に溜め込まないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか? クレアとイチローは、こういう場合は、相手と深くコミュニケー ションを取ることを勧めています。“深く”というのは、 単に自分が言いたいことを言うというのではなく、 自分が感じている感情と、その感情がどこから来ているのか、 ということを相手に伝えるのです。 ここで、クレアとイチローの間で実際にあった話を紹介しましょう。 二人で食事をしている時のことです。たいてい、クレアより イチローのほうが早く食べ終わります。クレアがのんびり 食べていると、イチローがニコニコしながら、 「それ、食べたい」と私が食べているものをつまみ食いするのです。 クレアは、好きなものを最後まで取っておくタイプの人なので、 (ショートケーキの苺を最後に食べるタイプ)お皿に最後まで 残っているものは、自分の好物だったりするわけです。 最初のうちは、「い、いいよ」といって、つまみ食いを許して いましたが、そのパターンが何回も続くと、クレアはだんだん イライラしている自分に気がつきました。 「これが食べたいんだったら、同じものを注文すればいいじゃない」 とも言いましたが、どうもそういうことではないようでした。 この状態が続くと、イチローとの食事が楽しくなくなってしまう、 と感じたクレアは、自分が、なぜイチローのつまみ食いを許容 できないのか?、なぜイライラするのか? を考えました。 そこで見えてきたのは、クレアが育った家では、おやつや食事を 一人分ずつ、お子様ランチのように1枚のお皿に盛って 出してくれていたことを思い出しました。自分の分は常に確保 されているので、兄弟に自分の食べ物を食べられてしまう といった経験をして育っていない、ということに気がつきました。 「これは、私のものだ。」という信念があるんだろうなぁ。 だから、自分の領域を侵されるような気持ちになるのかもしれない。 クレアは、そう感じました。 クレアはイチローに、イチローがつまみ食いをするとイライラ する感情が出てくること、それは、私の育った環境と、自分の中にある この信念から来ているんだと思う、ということを伝えました。 すると、イチローはしばらく考えた後、自己開示を始めました。 昔のイチローとお父さんとの関係は、『出逢いの法則』に 書かれているように、良好と言える関係ではありませんでした。 イチローが子どもの頃、時々お父さんが仕事帰りに食べ物を 買ってきたことがあったそうです。そんな時、イチローは、 それを分けてもらっていっしょに食べたかったのでした。 でも、お父さんはいつも一人で食べてしまって、そんな時、 自分はとても寂しかった。というお話をしてくれました。 そういう経験をしてきたから、家族から食べ物を分けてもらう、 ということが、イチローにとっては、愛情を分けてもらうのと 同じように感じていて、だから、昔は言えなかった「それ、食べたい」 という言葉が、クレアの前では素直に出てきたんだと思う。 イチローは、こう話してくれました。 --- この会話をしてから、クレアは、イチローに、 「これ、ちょっと食べる?クレアの愛情だよ♪」 と言うことができるようになりました。 お互いに深いコミュニケーションをしていなかったら、 ある時、クレアは爆発して、 「ねぇ、ちょっと!つまみ食い、しないでよ!  この間も私の分、食べたでしょ?」 「なんだよ、ちょっとくらい、いいじゃないか!」 という会話で終わっていたかもしれませんよね。 女性の方は、自分が感じているネガティブな感情を溜め込まないで、 自分がその感情をなぜ感じるのか、ということと合わせて、 パートナーに伝えてみてくださいね。 そして、男性の方は、パートナーがネガティブな感情を自己開示 してきたら、今度は自分がその行動をとったのはなぜなのか、を 考えて、パートナーに伝えてあげてください。 “ドッカーン!”と大爆発が起こる前に、大好きなパートナーと、 しっかりコミュニケーションを取っていきましょうね!                          クレア  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆編集後記  サンタさんはいるの?                        クレアです。もうすぐクリスマスですね。 みなさん、大切な人へのプレゼントはもう用意されましたか? 先日、娘が「今年はサンタさんに、何を頼もうかな〜」 と言っているのを聞いて、「えっ?!」と思いました。 中学生の娘は、まだサンタさんを信じているのだろうか・・・?! 私は、小学6年頃まで、なんとなく信じていましたが、中学生になったら 誰から聞いたわけではないけれど、サンタは親だったんだ、ということに 気づいていました。 しかし、娘のこの言葉は、はたして・・・?! 本当はわかっているけど、サンタさんにもお願いしておけば、親からも サンタさんからもプレゼントがもらえる、という作戦か・・・? いや、まだ、なんとなく信じているのかも・・・? 真実は本人に聞いてみないとわかりませんが、聞くわけにもいかない ので、今年もプレゼントを2つ用意しようと思います。。(^^;) ちなみに、サンタさんから娘へのプレゼントは、マーブルセット(画材) の予定です♪ イチローには何を贈ろうかなぁ〜〜  それは、クリスマスまでのお楽しみ! ということで、みなさま、素敵なクリスマスをお迎えください☆                            クレア 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆発行:国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 http://www.kctjp.com/ E-mail : info1@kctjp.com ◆クレア&イチロー公式サイト ホームページ http://www.ClaireIchiro.com/ ◆ブログ「パートナーと素敵な関係を築くために☆」 http://plaza.rakuten.co.jp/ClaireIchiro/ ◆クレア&イチローの恋愛コラム(おでかけ.US) http://www.odekake.us/index/ad_claire_ichiro.htm ◆本ニュースレターは受信者個人の責任においてご利用ください。  また、本レターにより生じる損害等について責任は負いかねますので  ご了承ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 2009 国際コミュニケーション・トレーニング(株) All rights reserved.