☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   米国シカゴ発 ニュースレター 【第39号】 2009年10月14日                                             クレア&イチロー ☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    パートナーシップ実践コーチング講座  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆自分の本当の想いを伝えていますか? パートナーとの関係に限らず、あらゆる人間関係において、 人との絆を深めるには、自分の本当の想いを相手に伝えることが とても大切です。 では、“自分の本当の想い”とはどんなものでしょうか? デートの約束をしている、ある男女の会話を見てみましょう。 待ち合わせ場所で待つ彼女。約束の時間を20分過ぎても、 彼はまだ現れません。携帯電話にも何の連絡もなく、 彼女はだんだんイライラしてきました。 そこへ、ようやく彼氏が登場。 「ごめん、地下鉄の中だったから連絡ができなくて。」 「もう20分も待ってたんだよ。ずっと立ってたから、 足が痛くなっちゃったよ。お腹もペコペコ・・・」 彼は、彼女の「足が痛くて、お腹がペコペコ」という言葉を 聞くと、とにかく早く彼女の要求を満たしてあげるために、 まずは近くの座れるレストランに行こう、と提案すること でしょう。 そして二人はレストランでゆっくり座って食事をし、 彼女の機嫌も直って一件落着〜。 と、カップルの間で時々繰り広げられている光景かと思います。 ただ、より良いパートナーシップを目指しているみなさんには、 ここで、パートナーと心の絆を深めるために、もう一歩 踏み込んだコミュニケーションをして欲しい、というのが 本日のコーチング講座の主題です。 一歩踏み込んだコミュニケーションとは、お互いの本当の想い、 つまり、“本音を語る”ということです。 このカップルの彼女の場合、彼を待っている間に、 自分のイライラした気持ちが心の中のどこから来ているのか、 を自己分析してみます。 「私はとても楽しみにしてきたのに遅刻するなんてひどい!」 とか、 「遅刻しないように、私は大急ぎで走って来たのに!」 といった怒りの感情や、 「遅刻してくるなんて、私を大切に思ってくれていないのでは?」 といった不安な気持ちなども出てくるかもしれません。 その本当の想いを、Iメッセージ(主語が「私」のメッセージ) で伝えるのです。 (Youメッセージで、相手を責めるような伝え方はNGですよ!) 「私、今日は本当に楽しみにしていたから、遅刻しないように!  って必死に走ってきたの。でも、連絡もないし、私はあなたに  とって優先度が低いのかな、って思ったら悲しくなったわ」 とか、 「待っている間、すごくイライラしてたんだよね。 私は遅刻したら大変だ、と思ってかなり気を使っていたけど、 あなたはそうじゃないんだなぁ、って。  あなたが私と同じように感じてくれていないことに対して、  イライラしてたの」 こんなふうに自分の心の奥にある本当の想いを相手に伝えるのです。 「足が痛い」とか「お腹が空いた」というのも事実だと思います。 ただ、それだけを伝えたのでは、相手はこの言葉の意味を解釈する だけです。ある意味、自分の本当の気持ちをベールに隠して、 「私を愛しているなら、私の本音は察してよね」 という、ちょっと意地悪な気持ちが含まれているかもしれませんね。 彼を待っていた女性の側の立場で考えてみましたが、 遅れてきた彼の立場に立った場合はどうでしょうか? 彼は、彼女が本音を言っているかどうかを彼女の態度から見抜ける ようになるといいですね。それが難しい場合は、 「今、どんなことを感じてる?」と聞いてあげましょう。 自分の本音を語る、というのは、自己開示をすることであり、 とても勇気がいることです。なぜなら、誰しも人から拒否されたく ない、という“失愛恐怖”の心を持っているため、なかなか素直に 自分の本音をオープンにすることができないからです。 パートナーの本音を聞いたとき、もし、自分が責められている ように感じたら、相手を責め返すのではなく、 「今、どうして自分は責められているように感じたんだろう?」 と、自分に問いかけてみてください。 そこには、自分の中の劣等感や罪悪感、過去の嫌な経験などが 見えてくるかもしれません。そこで出てきた自分の本音を、 パートナーに伝えてみましょう。 「今、責められているように感じた。それは、自分が言われたく ないことを言われたからかもしれない。自分が見たくない 自分の嫌いな一面を指摘されたからなのかもしれない」 こんな感じで正直に伝えてみましょう。 そんなお互いの自己開示の中から、本当の相互理解が生まれて きます。「そんなあなたも愛おしい」と感じてくるかも しれません。 さて、このように“自分の本当の想い”を相手に伝えるためには、 自分自身が自分の本音をしっかり把握していることが重要です。 ・このイライラはどこから来ているのか? ・この悲しみは何なのか? ・自分は本当はどうしたかったのか? 自分の心を自己分析する力を身につけること。 つまり、自分自身を深く知ることが、人と深く繋がる コミュニケーションをとるためには大切なのです。                     by クレア  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆編集後記                        クレアです。先日、イチローと二人で「引き出しの中のラブレター」 という映画を観てきました。『出逢いの法則』の中で、J-WAVEのラジオを 毎朝聴いていたというお話が出てきますが、この映画はJ-WAVEのスタジオ を実際に使って収録されたということで、観にいきたいと思っていました。 映画を見ながら、いろいろな場面で涙が出ました。というのも、 登場する女性たちの一人で苦しいくらい頑張っている姿が、かつての 自分の姿と重なって見えたからです。 主人公の真生さんは、夢を叶えて頑張っている自分のことを、 親に見留めて欲しかったんですね。そんな彼女に、すっかり感情移入 して観ていました。 真生さんのお父さんが亡くなる前に書いた、娘に宛てた1通の手紙には こんなことが書かれていました。 「おまえに何一つ、やさしい言葉もかけられなかったダメな親父だが、  おまえのことを誇りに思っています」 これも涙が溢れました。。。きっと、クレアも親からこう言われたい んだなぁ・・・と。心に響く素敵な映画でした。 『伝えられずにいる言葉、ありませんか?  大切な人と離れ離れに暮らしていると、         なかなか言い出せない「ありがとう」  近くに居るのに照れくさくて、         言い出すことの出来ない「ごめんなさい」  うまく言葉が見つからず、気持ちを伝えられないこともあります  あなたも本当に伝えたい言葉を心の奥にしまったままにしていませんか?』                〜映画のラジオ番組の言葉より〜  (映画の公式サイト:http://hiki-koi.com/ ) 心の奥にしまってある大切な言葉を誰かに伝えると、 きっと何かが素敵に変わることでしょう!  By クレア 涙を流して映画を見ているクレアは、少女のようで可愛かったです。                      By イチロー 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆発行:国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 http://www.kctjp.com/ E-mail : info1@kctjp.com ◆クレア&イチロー公式サイト ホームページ http://www.ClaireIchiro.com/ ◆ブログ「パートナーと素敵な関係を築くために☆」 http://plaza.rakuten.co.jp/ClaireIchiro/ ◆クレア&イチローの恋愛コラム(おでかけ.US) http://www.odekake.us/index/ad_claire_ichiro.htm ◆本ニュースレターは受信者個人の責任においてご利用ください。  また、本レターにより生じる損害等について責任は負いかねますので  ご了承ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 2009 国際コミュニケーション・トレーニング(株) All rights reserved.