☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   米国シカゴ発 ニュースレター 【第30号】 2009年4月20日                        クレア&イチロー  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆     (1)パートナーシップ実践コーチング講座  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆お世辞は言えない? 誰かとコミュニケーションをとる時、 あなたの意識はどこを向いていますか? 「こんなことを言ったら変に思われるかも」とか、 「こんなことを言って、嫌われたら嫌だな」 のように思っているとしたら、 あなたの意識は“自分”に向けられています。 講師を養成するトレーニング等で、こんな話しをしています。 「人前で話をする時、“失敗したら恥ずかしい”と思いながら 話をしているとしたら、それは“自分”に意識が向いていることに なります。 “相手に心から伝えたい!”という気持ちで話をするためには、 意識を“相手”に向けてみてください。具体的には、 “聞いてくれて、ありがとう!”という気持ちで 話をしてみましょう!」 また、クレア&イチローのセミナーやワークショップでは、 「人と良好なコミュニケーションをとるために、相手の良い ところを見つけて、それを褒めてあげましょう!」 という話しをしています。 この話をすると、 「お世辞なんて、言えない」 と言う方が時々おられます。 実はこの心理状態も、“自分”に意識が向いている状態です。 自分の言葉が“お世辞”だと感じているのは誰か?というと、 自分ですよね。 これはつまり、自分が思ってもいないことを言うのが嫌だ、 ということなのでしょうが、ここで、もう一歩踏み込んで、 「自分はなぜ、それを“お世辞だ”と思うのだろうか?」 と考えてみてください。 実は、それは“人の良いところを見る”ことにコミットしていないから、 と言えるのではないでしょうか。 人は誰でも、良いと思われる面もあれば、良いと思えない面も 両方持っています。良い面しか持っていない、なんて人は、 この世の中には存在しないでしょう。 人と良好なコミュニケーションを持つためには、その人の 良い面を認めていくことが、とても大切です。 あなたが“お世辞”だと思ったことを、 まずは、その人の“良い面”と捉えてみてください! そんなふうに考えていくと、“お世辞は言えない” と思っていた人も、“人を褒める”というハードルが 低くなったように感じませんか? “私は人の良い面を見る!”とコミットし、 相手に意識を向けながら、自分が見つけた相手の良さを褒める! これは他者との良好なコミュニケーションの秘訣です。 ぜひ心がけてみましょう!                      by クレア 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆編集後記 この土曜日のシカゴは、とても気持ちの良い日となりました。 天気が良くて、コートなしでも、外に出れるくらいです。 久しぶりに、ミシガン湖畔をジョギングしてきました。 たくさんの人が散歩やジョギングをしていました。 シカゴは東京と並んで、2016年のオリンピックの立候補地となっています。 ここのところ、街全体にオリンピック誘致の気合が入っているような 感じがあります。 あちらこちらで、オリンピック誘致のたて看板を見かけますし、 ジョギングしている人も、早々とシカゴ・オリンピックの Tシャツを着ていたり。。。 オリンピックの誘致には賛否両論で、シカゴの街が活性化される というのが賛成意見。実際に、シカゴ南側の治安の良くない場所の 大開発を企画しているようですので、治安改善にも一役買いそうです。 反対意見の筆頭がオリンピック税の導入。シカゴの消費税は、 すでに10%ですので、それに上乗せだと庶民の暮らしは きつくなるかも・・・ せっかくの平和の祭典オリンピックですから、多くの人が幸せに なるように企画・運営していってほしいと思います。 ミシガン湖からのさわやかな、そよ風を体一杯に受けながら、 湖畔をゆっくりジョギングし、そんなことを思った一日でした。                        by イチロー