☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   米国シカゴ発 ニュースレター 【第16号】 2008年11月24日                        クレア&イチロー  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆     (1)パートナーシップ実践コーチング講座  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆インド独立の父といわれたマハトマ・ガンジーのコーチング 今回の実践コーチング講座は、インドの独立の父といわれたマハトマ・ ガンジーに、まつわるコーチングのお話です。 ある時、ガンジー師の下に、小さな子どもをつれたお母さんが尋ねて 来ました。遠くの町から何度も電車を乗り継ぎ、ガンジー師を訪れた 親子でした。 そして、この母親がガンジー師にお目通りを願って言いました。 「うちの子は、生まれながらに糖尿を患っております。それなのに、 甘いものが好きで、何べん言い聞かせても、甘いものを食べるのを やめません。この子の命にかかわることですから、なんとか甘いもの を食べさせるのをやめさせたいのです。この子は、ガンジー師を 心から尊敬しております。ガンジー師から、甘いものを食べないように 言い聞かせてくだされば、やめると思い、遠くの町から、はるばる、 ガンジー師に会いに来ました。どうぞ、そのように、この子にお伝え ください。」 すると、ガンジー師は、深く考えてから、こう言いました。 「3カ月したら、また来なさい。」 母親は、さらに言いました。 「はるばる、3日もかけてあなた様に会いに来たのです。  一言、この子に言ってくださいませ。」 しかし、ガンジー師は、 「3カ月したら、また来なさい。」と繰り返しただけでした。 母親は、たいそうがっかりして帰っていきました。 でも、ガンジー師が言われたとおり、3カ月後に子どもを連れて、 再び電車を乗り継いで、ガンジー師に会いに行きました。 そして、ガンジー師に再びお願いしました。 「この子に、甘いものを食べるのをやめるように、 言いきかせてください。」 ガンジー師は子どもの前にしゃがむと、こう言いました。 「君のお母さんは、君の事を心配して、甘いものを食べるのを やめるように言っているのだよ。これから、甘いものを食べないと、 私に約束できますか?」 その子どもは答えました。 「ありがとう、ガンジーさん。僕は、甘いものを食べるのをやめます。 ちゃんと、約束します。」 母親が、言いました。 「ガンジー様、ありがとうございます。でも、なぜ、同じことを 3カ月前に言ってくださらなかったのです?」 ガンジー師が答えました。 「それは、私が3カ月前には、甘いものを食べていたからだよ。 自分ができないことを人に言って聞かせても、 その言葉には、心がこもっていないのだよ。」 この時、母親は、はじめてガンジー師の深い愛を知りました。 見ず知らずの自分たちのために、甘いものを自ら絶ち、 子どもに言って聞かせてくださったのだと言うことを・・・ ガンジー師の言葉です。  「私の生き方、人生が、私のメッセージです。」                マハトマ・ガンジー ☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    (2)ソウルメイトに出逢うためのダイエット大作戦!         「辰ちゃん、がんばれ!」 その2 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆イチロー式ダイエットの極意 その1「食べたいものを食べる」 さて、辰ちゃんのダイエット大作戦開始から、1週間経ちました。 辰ちゃんの体重は、約1.5Kg減って95.0Kgです。1週間で1.5Kgと言うのは、 なかなか良いペースですよね。辰ちゃん自身は、空腹感を感じることも 無く、順調です。 イチローのダイエット・コーチングでは、今までの食事でOK!  ただ、毎日、食べたものをすべて記録するように、そして、 体重を朝夜、計測するようにという指示が出ているだけです。 あとは、毎日、夜10時にイチローに電話して、その報告をします。 そして、コーチングの時、辰ちゃんの一日の出来事をお話して いただきます。辰ちゃんは、美味しい野菜をたくさん育てています。 すくすく、育つ野菜を自分のことのように、世話をしてあげます。 雨が降れば、次の日には、野菜が生き生きしているのを感じるそうです。 「おー、おまえら、元気じゃないかー!昨夜の雨で元気になったか?」 と声をかけてあげたりもするそうです。 そんな辰ちゃん、今はほうれん草の収穫で大忙し。毎日、朝早く 起きて、ほうれん草をマグって(まとめて)、紐をかけてあげて、 市場に「行ってこいよー!」と、送り出してあげています。 毎晩、イチローに電話してくれては、そんな毎日の報告をしてくれます。 そして、イチローも辰ちゃんと一緒にダイエットをすることにしました。 と言うと、たいていの人は「なんでー?」と聞いてきます。 ガンジー師には、はるか足元にも及びませんが、「インド独立の父と 言われたマハトマ・ガンジーのコーチング」と同じ理由で、 イチローは辰ちゃんと一緒にダイエットを始めたのでした。 辰ちゃん、がんばれ!!                        イチロー 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆編集後記 先日、臨床心理学者で日本におけるアサーション・トレーニングの 第一人者である平木典子先生の講演会を聞いてきました。その中で、 「お互いを/自分をacknowledgeする」のacknowledgeは「認める」と 訳されることが多いけれど、「認める」という言葉には、評価したり 判断したりするニュアンスがあるので、平木先生は「見留める」 という字をあえて使われているとお話されていました。 12月のヒーリング・ナイトの瞑想は「ありのままの自分を見留める」 です。「あんなこと、言わなきゃよかったなぁ。。。」と思っている 自分を“認める”というと、言ってしまった行動を評価して、 さらに落ち込んで罪悪感を感じてしまうということになるので そうではなく、「あんなことを言ってしまった自分」を見留める。 つまり、「それを言った自分は、無意識に、自分を守ろうとして いたんだ、そんな自分を見留めてあげよう」という自己肯定感を 持てる自分になれるように、「見留める」という字を使うことにしました。 更にもう一歩、心が成長すると、「私、あの時、自分が傷つくのが 怖くて、あなたにひどいこと言っちゃった。ごめんね。」と言える コミュニケーションができるようになるのでしょうね。 頭ではわかっていても、なかなか・・・ でも、そんなコミュニケーションがとれる自分になりたいクレアです。