☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   米国シカゴ発 ニュースレター 【第12号】 2008年10月6日                        クレア&イチロー  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆     (1)パートナーシップ実践コーチング講座  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆「あの人があんなこと言うから私は・・・」の心理 「上司からあんなこと言われたから、仕事やる気なくした。」 「友達からあんなこと言われて、すっごく頭にきた。」 「彼/彼女からあんなこと言われて、とても傷ついた。」 なんてことが、あなたの周りでも時々起こっていませんか? 先日、小学生の娘が、 「おばあちゃんから“忘れん坊”って言われてイヤな気持ちになった。」 と不機嫌そうに言いました。 そこで、こんな話を娘にしました。 --・--・--・--・--・--・----・--・--・--・--・--・-- 「あるところにAさんとBさんがいました。  ある日、二人が遊んでいると、Cさんがやってきて、  二人に向かって  「そんな所で遊んだらいけないんだよ!」と言いました。  その時、Aさんは注意されたことに腹をたてて、  「何よ!Cさんったら!ムカつくー!」と思いました。  一方、Bさんは、  「そっか。Cさんはここで遊んだらいけない、って教えてくれたんだ」 と思いました。  同じ状況で、同じ言葉を聞いたのに、二人の反応は違ったんだよね。  ということは、  Aさんは、“Cさんからあんなことを言われたから、  不快な気持ちになった”わけではなく、  ただ単に、AさんとBさんの感じ方が違っていた、といことが  わかるでしょう?  Bさんは、Aさんといっしょに同じ言葉を聞いたのに、  不快に感じなかったんだものね。  あなたは、おばあちゃんの“忘れん坊”っていう言葉に対して、  Aさんみたいに感じたい?それともBさんみたいに感じたい?  自分が、Aさんみたいになるか、Bさんみたいになるかを  決めるのは、あなた自身よ。」 --・--・--・--・--・--・----・--・--・--・--・--・-- 娘はしばらく、うーん・・・という顔をしていましたが、 「わたし、Bさんみたいになりたい!」とニッコリして応えました。 さて、このように誰かの言動で傷ついたりイラついたりすることは、 誰にでもあることだと思います。 でも、その時、自分が感じる感情は、 実は自分で選択することができるんですよね。 Aさんのように感じたいか、Bさんのように感じたいか、 それを選択するのは自分自身です。 もし、無意識にAさんのような感じ方をしがちだ、という方は、 自分を振り返って、「私は、私が好き!」と言えるかどうか、 ちょっと考えてみてください。 「私は、私が好き!」と言えるとは、どういうことか?については、 ブログで紹介しているので、こちらを是非、ご参照くださいね。 http://plaza.rakuten.co.jp/ClaireIchiro/diary/200809260000/ 人生の中の大切な時間を、私はどんな感じ方をして、どんなふうに 過ごしていたいか、それをいつも意識して、 自分が感じたい感情を選択する行動をとっていきましょう!! #それに、どう見ても、イライラして不機嫌そうな人よりは、 #穏やかでニコニコしている人のほうが魅力的ですよね!(笑) #だから、私たちは魅力的な人になる選択を自らしていきましょう♪ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆ ◆編集後記 「素敵な彼女の心をつかむ30日プログラム」が終わり、受講者の方々 から「メルアドをGETしました!」といった報告もいただいており、 プログラムの効果が着々と出始めていることをとても嬉しく思っています! また、先月は、六本木のリッツカールトン・パークレジデンスで開催 された鳥居祐一さん主催のイベント「クレア&イチローとの夕べ」では、 東京のロマンティックな夜景の中、とても素敵でゴージャスな時間を 過ごさせていただきました。ありがとうございました! そして、イチローはニューヨークですばらしい体験をしてきたとのこと なので、今日のシカゴ通信はニューヨーク通信ということで、体験の 一部をシェアしてもらいましょう!                         クレア                        ◆シカゴ通信 ニューヨークで企業経営者の会に参加してきました。その報告を させていただきますね。 企業経営というと売り上げや経常利益などの数字が並んでいることを 思い浮かべる方が多いかと思います。でも、今回参加した企業経営者 の会は、そんな予想を覆すような素晴らしい会でした。 どんな時でも『利他の心』を忘れずに、逆境を乗り越えてきた経営者 の方々のすばらしい体験談に感動の嵐で、僕も思わず、涙を流して お話を聞かせていただきました。 たくさんの素晴らしいお話を伺いましたが、番外でお聞きしたお話を 一つシェアさせていただきますね。 ある若者がイギリスのサッチャー元首相にお会いして、 「人生で成功するにはどうすれば良いか?」 を尋ねる機会を得ました。 当時、この若者は、職にもつかないゴロツキだったそうです。 でも、世間の厳しさを身にしみて感じることがあり、 世界の成功者に人生の成功の秘訣を聞いてみようと思い立ち、 思い切ってサッチャー氏に会いに行きました。 そしてサッチャー氏から 「この世にはたくさんの職業があり、たくさんの成功の仕方がある。 でも、人のために涙を流せない人は、絶対、成功できない」 と言われたそうです。人に対しての愛を感じられない人、利他の心を 持たない人は、成功できないと、はっきり言われたそうです。 「鉄の女」と言われていたサッチャー氏の答えが、あまりにも、 自分の想像したことと違っていて、強烈なショックを受けたそうです。 またその時、サッチャー氏のボディーガードをしていた人と仲良くなり、 「あなたは、なぜ、サッチャー氏のボディーガードをしているのか?」 と尋ねたそうです。するとその人はこう答えたそうです。 ある時、サッチャー氏がアフリカの小国を訪れる予定があった時に、 サッチャー氏を襲うテロの情報が入ってきました。事を重く見た 英国政府は、この予定をキャンセルしようとしました。 ところが、サッチャー氏は、自分がこの小さな国の発展に必要である なら、自分の命を懸けても、この外交を成功させる、と言い切った そうです。でもこの時、サッチャー氏のことをよく見てみると、 彼女の指先が震えていました。その時からずっと、その国を訪れる 飛行機の中でも手は震えており、手に持つコーヒカップも震えている のがわかりました。 でも、空港のタラップに一歩降りると、その震えは止まり、 「鉄の女」の表情になっていたそうです。「鉄の女」と呼ばれる ような人でも、自分たちと同じ恐怖を感じ、怖さで体が震えるような ことさえある。でも、多くの人たちのために命をかけて、志を貫徹 しようという心が彼女に「鉄の女」を演じさせるのだ、と感じた その時、そのボディーガードの人は、「サッチャー氏の ために命をかけよう!」と心に決めたのでした。 そんなお話を聞いた「当時ゴロツキだった若者」は、心機一転して、 「サッチャー氏」からの教えを実践して起業し、今では会社の社長 として、成功された人生を送られています。 ニューヨークでは、そんな企業経営者の方々の実体験の素晴らしい お話をたくさん聞かせていただいたき、多くの素晴らしい方々と 出逢うことができました。心から感謝しています。                        イチロー